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アクスモールディング株式会社
Tダイ・フィードブロックの専門メーカー
高精度薄膜ダイ・シートダイ・多層化様々な用途に対応いたします。
丹沢テクノセンター (設計・開発・製造拠点)
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リップ自動調整ダイ
<自動HB式ダイ>
一般的に自動リップダイは、成形されたフィルムを非接触測定により、厚みを測定して、データをフィードバックさせてリップコントロールします。これは微小なリップの動作を動かすことにより、厚み精度の良いフィルム製品が可能です。ヒートボルト式のリップ調整では、ネジのガタや部品の押しや引きに対して、スキマを設けてはなりません。調整フックなどでは、工夫することにより部品との結合部のガタは無くしている設計。またネジ部のガタもハードロックナットなどで、ガタを消します。押し方向や引き方向へのガタを無くすことにより、リップがどの位置にいるかが予測できます。ヒートボルトは温度管理 することにより、正確に調整が可能となった。温度管理は±0.5℃で管理できるため、最小移動量は0.002mmとなります。リップの移動量は、独自のコントローラにより、調整が可能です。
HB 機械構成






HBの形式は各社様々な形状のものがございます。弊社では多種のHBの形状、フック形状、調整ネジの位置など、構造を研究することにより取り回しのしやすいHBダイを日々研究しております。
<HBの熱膨張(伸び)の検証>

ポータブル温調盤

温度と伸びグラフ

ダイアルゲージ
金属の熱膨張を利用したHB調整は、設計時にTダイと押出機のスペースや、ロール配置により、顧客様設備へ取り付けられるHBの長さや取り付け角度などが、各々異なってまいります。
弊社では、HBを設計する際に熱膨張を検証し設計を行なった後金属の伸び率を実証実験を行います。
過去のデータより算出した伸び率と、実際に設計完了したHBの伸び率をデータ化し、顧客様の膜厚計からのデータをどのように反映させれば精度の高いコントロールが可能であるのかを検証し、ご納入をさせていただいております。
また、既存設備の検証作業についてもお手伝いをさせていただいております。

⭐️モーター付 フルオートTダイ
アクスモールディングが世界で初めて実装化した「フルオート モーター付き 自動HBダイ」20年以上かけて培ったTダイの技術と、工作機械、金属強度計算(リップベンディング部)、制御ノウハウをすべて集約した完全オートダイです。
1 ヒートボルトの調整(粗調整)をモーターにて遠隔操作
2 リップクリアランスの定量数値管理
3 各々の製品のリップクリアランスのデータ化
4 ⭐️リップ調整時間の大幅短縮 (例)データ読み出し後、T2000 幅のダイでの調整時間 10秒以内
製造現場でお困りであった事案について、ユーザーからのヒアリングを基に、研究を重ね開発、ユーサー様への製造ライン投入に至っております
ご参考写真(モーター+HB式)
概要構造図


HBピッチ 22mm モーターにて4本のHBの粗調整を行い、膜厚計からのデータをHBに反映し熱膨張を利用し、クリアランスを自動調整
自動調整ダイの構造
モーター式調整ボルト(粗調)+ヒートボルト(微調整)
AXM特許取得技術

モーター式調整ボルト(HB無し)
AXM特許取得技術

弊社ではTダイ加熱温度での移動量変化が少ない「モーター制御方式」を採用しています


T360 モーター付き自動HBダイ

弊社社内でテスト用として保有しております。幅狭のシートテストにも活用可能です。(膜厚計と連動)
<リップクリアランス自動調整 制御装置/操作盤(プログラム 自社開発)>

<モーター式駆動 完全自動ダイ>
弊社のモータ多列のソフトウエアは、隣同士のモータがトルクアップしないように、差分を裏で計算しており、また同時にプロファイルを動かす場合は、当たり前だがメモリ動作機能だけでなく、指でなぞったプロファイルが同時に動作出来るように一斉動作プログラムが可能です。
同時にモータを瞬時に動かすのは、CPUに負荷がかかるので、0.1秒以下で各動作をずらしています。
直感的な操作が行えるように工夫を凝らしたプログラム作成を行っております。
薄膜ではなくシート(0.3mm~2.0mm程度)や発泡用のシート等、ヒートボルトの微量な熱膨張ではシート厚みの
コントロールがしきれない厚みの製品については、モーターを膜厚測定器と連動させるプログラムを開発し、自動調整を可能にしています。

50mmピッチ並列配置
25mmピッチ千鳥配置
モーターだけの調整とな りますと、調整ボルトのピッチはモーターの筺体寸法に依存し広くなってしまいがちでしたが、モーターを千鳥配置にすることで、ピッチを25mmピッチまで狭めることに成功。千鳥配置にすることで、モーターの調整ボルトの角度は2種類の角度で調整する形となり、リップクリアランスの調整(各々のモーターの動く量)を調整するモーター取り付け部の寸法、プログラムの作成など、高いハードルがございましたが、独自のノウハウと金型加工技術で開発に成功しています。

<HBユニット 組み立てへの配慮>

HBユニット組立
モーターを利用してリップをベンディングさせるため、リップベンディング部のフック
取り付け部付近には、リップが反応しやすいように多くの溝(スリット)を入れてHBの反応が良くなるように、機械的な工夫をし加工をしております。
ベンディング部分は当然金属の応力計算をし、曲がり(ベンディング)時にかかる力や高温下での熱応力も考慮しながら設計を行いますが、HBの熱膨張による微細な調整を行う構造となっており、非常にデリケートかつフィルムの精度を保つ上で非常に重要な箇所です。
HBのフックはボルトで固定されており、規定トルクにて均一に締め付けながら組み立てを行いますが、手作業による組み立てになるので、寸法管理をしないとどうしても組み立て後に微量な差が出てくる。
弊社では、組み立て後にマシニングとダイヤルゲージを用いて組み立て後のリップの真直度を見ながら、最終微調整を行い高精度かつHBの反応が良いHBダイをご提供しております。
<モーター+HB+インナーアウターディッケルダイ>


モーター付きHBダイにディッケルをつけて、ディッケルも電動、手動ともに対応が可能です全自動(遠隔操作)と条件の保存が可能。量産の品替え時の再現性が大きく高まります。ディッケルも電動化すれば、安全性も高まり現場作業者の身体的負担を大幅にCUT。お客様の現場スタッフからも「安全で操作がしやすい」と好評をいただいております。
<研究開発/顧客様テスト用 T660マルチダイ(膜厚計連動)>
3層のマルチT660ダイに、表側にモータのみ千鳥配置ユニット25mmピッチを取り付けて、裏側にモータ付ヒートボルトダイ8.5mmピッチを取り付けるTダイを製作

モーター駆動サイド
(25mmピッチ 千鳥配置)
モーター+HB式 サイド
(モーター50mmピッチ/HB 8.5mmピッチ)
装置写真






T660マルチダイ テスト装置
メイン層 φ50 L/D 25
サテライト層 φ40 L/D 25×2台
3層押出機+フィドブロック+成形機に自動ダイを実装し、テスト成形対応を行なっております。
ユーザー様のニーズに合った調整方法がモーター+HB式なのか、モーター調整のみなのか、実際に量産される原料をご提供いただければ、社内装置で成膜テスト、操作方法のトレーニング、調整プログラムの相互すり合わせ等、ご導入に向けた検討が行えるラボ装置を有しております。

