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間欠塗工装置

<リチウムイオンバッテリー/太陽電池(ペロブスカイト) 開発用小型間欠コーター装置>

昨今の薄膜フィルムの市場では、多層化にて機能性を持たせた特殊フィルムに後工程でフィルム表面に塗布、蒸着、薬液処理を行うことでさらに機能を高める需要が増加しております。
特に、「新型太陽電池(ペロブスカイト太陽電池)」の塗工については、日本のみならず世界的な開発が激化しております。

弊社では、「Tダイ設計」「コーターダイ設計」と「工作機械設計」要素を併せ持った技術者が在籍しており、Tダイで培った流動解析法やリップ構造のノウハウを活かし、開発装置の製造にも携わっております。

間欠塗工小型装置(弊社社内保有装置)→※本装置は販売もしております!

ペロブスカイト

スロットダイ幅  210mm
ロール面長    250mm
乾燥温風ヒーター   (吹付)
塗工方式     加圧タンク式
(ダイ、ロール面長はカスタム対応可)

ペロブスカイト
ペロブスカイト
太陽電池
ペロブスカイト

ポンプを利用して、タンク液面を加圧することで塗工液がスロットダイに供給されます。停止するときには加圧タンク側の圧力を解除し、スロットダイ側に供給されている液を瞬間的に真空ポンプを利用してバキュームすることで、塗布液のキレ(ダイリップ部への残留液)を良くし、断続的に均一な塗工を実現させています。

ただし、昨今見られる粘度の非常に低い塗工液を均一に塗工しようとすると、塗工始めと塗工終わり部分の塗布厚みに差が生じる懸念がございました。

<スロットダイでの塗工時に起き得る課題>

ペロブスカイト

塗工液供給時と、供給終了時の塗布量の制御は非常に難しく、特に超薄膜での塗工になると制御が難しいという課題がありました。弊社では、長年培った
1 移動式塗工装置の経験と実績
2 モーターダイを利用したリップ開閉
を駆使し、この課題を改善できうる設計機構の開発を行っております。

特許技術自動調整リップダイ+Tダイ前後移動装置をハイブリット

ペロブスカイト
ペロブスカイト

<前後移動ユニットモデル>

ペロブスカイト

<リップ開閉+Tダイ移動式+間欠塗工>

1.塗工液供給(塗工)の段階でサーボモータで  Tダイユニットを前進(フィルムとのクリアランスを制御)

2.Tダイリップ隙間をコントロール。同時にTダイのリップ口を機材方向へ送る(角度を揺動させる)

3.間欠塗工終了時、(バキューム時)にダイリップを閉じることで過度な吸引を抑え、次の塗布開始時の供給液の供給タイムラグを抑制し安定した塗布膜を断続的に行う。

ペロブスカイト

ペロブスカイト太陽電池の生産では、ペロブスカイト層(CaTio3)の結晶化が課題であり、巻き取り方式が良いのか、

切断(万葉式)が良いのか量産体制構築にはどちらの方式が良いのか、研究課題が残っているとの情報を得ております。

 

研究開発機では、多種多様なニーズにお応えできるような装置のご提案を行なっております。

特に塗工の要である、「スロットダイ」の部分に弊社は注力し、研究開発活動を行っております。

弊社のTダイにまつわる技術を利用し、新たな付加価値のある薄膜フイルムの開発を一緒に行いませんか?

技術的なご質問など、お気軽にお問い合わせください!

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