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シートダイ
シート用Tダイの特徴
シート用Tダイは1mm以上のリップスキマを持ったTダイです。厚みは1~5mm前後が主流であるが20mmなど厚物シート成形などもすることがあります。
シートは建材や自動車関係によく使用されています。
リップスキマが大きいので、Tダイ内で樹脂を溜めて(アキューム)押し出せるような構造である。よって、樹脂の滞留時間は長い。
内部の流速調整用にチョークバーをつけることが多い。チョークバーは垂直式チョークバーと斜め形チョークバー。
各シートの厚みに対応できるように、交換リップをつけることが多くみられます。
リップ調整ボルトはフック式をつかうことが多い。リップを調整する際に1点での押しではなく、平面で押すことにより、なだらかなリップ変化が可能です。
リップのエッジはR0.2ほどに丸まっており、取扱いがしやすくなっています。
Tダイは水平置きの横だしが多いので、Tダイ下にジャッキボルトや架台を置けるので設備などは取扱いがしやすいです。フィルム用Tダイは下出しが多いので、吊ることが多いため、取扱いは簡単ではなく注意が必要になります。
<シート用Tダイ参考>


<シート用ダイ:特殊ベンディング機構>

特殊ベンディング機構
シート用のダイでは、多品種小ロット生産への対応ニーズに合わせてリップ交換の頻度を下げて効率的に生産が出来るように、調整ボルトのリップベンディングを大きくする工夫をしている。生産現場でよく発生するボルトの折れは、リップベンディングを大きく変更する際に無理やりボルトで調整しようとすることで、ボルトに負荷がかかり調整ボルトが折れる事案が良く発生します。
この現象を軽減するために、AXMではベンディング機構にも工夫を凝らした設計をしていいます。
<ベンディング部 概要図>





調整ボルト フリー時
調整ボルトで引き
●部に回転軸を設けており、クリップ部の傾きを吸収。ボルトへの応力を逃す設計をしています。



<シート用ディッケルダイ>


インナーアウターディッケル付き シート用
ダイチョークバー・リップベンディングに加えて、生産するシート幅も細かく調整できるようにインナーディッケル+アウターディッケルを装着し、さらに生産するシートの種類をダイを交換せずに対応する設計にも対応可能です。
<チョークバー付き 厚板シートダイ>



焼けの出やすい原料を成型する場合には、ダイの分解清掃の頻度を高める必要が出てまいりますこの方式は、Tダイを押出機から降ろした後、ボルトを外してすぐにヒンジ形状で開いて清掃ができる構造となっておりますお客様の品質維持のために、流路以外の細やかな部分もしっかり仕事をして、ご満足いただけるTダイを供給しております。
<フィッシュテールダイ>
一般的にフィラー入りの高 圧用Tダイか発泡用の低圧力用Tダイに使用さます。高圧用Tダイはフィラー入りの樹脂などは高粘度のため、なかなかサイドに樹脂が流れません。その部分を改良して中央部だけではなく、サイドにも流れるように緩やかな斜面で成形できるようにしたのが、フィッシュテールダイ。発砲用の低圧力用は、発泡用などの樹脂が急激に圧力をかけると発泡反応してしまうので、急な斜面ではなく、緩やかな斜面での成形のため、あまり圧力がかからない。




弊社ではオレフィン系のシートダイから、エンプラ系、フィラー入りの高圧力のダイまで、幅広い製造実績がございます。御社の課題解決に向けて設計力で対応いたします。お客様の現状設備(Tダイ)の不具合のご相談からお受け致しますので。いつでもお問い合わせをお待ちしております。
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